蛇口のフィルターが詰まってしまう現象
流し台やシンクで起きる詰まりの多くが排水口の周りで起きています。
蛇口も例外ではなく水やお湯が出てこないなどと言って不具合が発生してしまう場合があります。この蛇口の詰まりについてですが蛇口の内部で詰まりが発生すると、蛇口を捻っても普段より水の量が少なかったり勢いがなかったりした不具合が発生することがあり、水の出が悪くなったと思ったらすぐに確認してみる箇所があるので点検してみましょう。
蛇口が詰まってしまった場合には、その原因の多くが吐水口のフィルターにあります。
これは水道水からの不純物を取り除く役割を持っていますが細かいゴミが溜まってしまうとフィルターの目を塞いでしまうことがあります。ほとんどのケースで蛇口内部に何らかの不具合が生じてしまって起きることが多く水の流れが次第に悪くなっていきます。
動作不良と言ってもすぐに使えなくなってしまうといったことでもないので、この部分を掃除をしてみてください。水を止めた状態で吐水口のキャップを回してフィルターを取り外して、細かい汚れが溜まっている場合には、歯ブラシなどの細かい物を使ってフィルターを優しく擦ってください。
この時、あまり力を入れ過ぎてしまうとフィルターを変形させてしまうことがあります。ある程度の力で擦るようにして汚れを落としていきます。そして、吐水口に装着してちゃんと水が流れるようになったら完了です。
この汚れが発生する場合には、蛇口内部のカートリッジの劣化によって発生する場合が多くゴムのはんやプラスチックの破片が吐水口から排出される場合があります。したがって、汚れが発生する場合には、カートリッジの点検も同時に行う必要がありますのでご留意ください。
定期的に交換が必要になる蛇口の部品
蛇口の部品の交換時期は、使用頻度や水質などの条件によって異なりますが、以下の部品は一定期間で交換が必要になる場合があります。
カートリッジ
蛇口を開閉するときに動く部品で、樹脂製やセラミック製などの種類があります。カートリッジが摩耗していると蛇口から水漏れすることがあります。交換時期は、1年から3年程度が目安です。
ワッシャー
蛇口を開閉するときに摩擦する部品で、水漏れの原因になることがあります。交換時期は、半年から1年程度が目安です。
Oリング
蛇口のネジやジョイント部分に使用されるゴム製の部品で、劣化すると水漏れの原因になります。交換時期は、1年から3年程度が目安です。
これらの部品は、交換することで蛇口の性能や寿命を延ばすことができます。また、水漏れを未然に防ぐことができるため、定期的な点検やメンテナンスを行うことが重要です。
ケレップやカートリッジの交換時期と長持ちさせるコツ
ケレップやカートリッジは蛇口や水栓の内部にある部品で、水の流れや温度調節を担当しています。これらの交換時期や長持ちさせるコツについては以下のようなポイントがあります。
●交換時期: ケレップやカートリッジの交換時期は、使用頻度や水質の影響によって異なります。一般的には2年から5年程度の交換周期を目安にすることが推奨されています。ただし、水の流れが悪くなったり、操作が困難になったりした場合には、早めに交換することが必要です。
●水質管理: 水道水の水質や含まれる異物によってケレップやカートリッジの寿命が影響を受けることがあります。特に硬水や水道水中の不純物が多い場合は、交換時期を短めに設定することが適切です。水質管理のためには、定期的な浄水器の交換やろ過カートリッジの清掃を行うことも重要です。
●適切な使用方法: 蛇口や水栓を適切に使用することで、ケレップやカートリッジの寿命を延ばすことができます。例えば、強い力で開閉することや、過度な温度変化を与えることは避けましょう。また、蛇口を閉める際には過度な力をかけず、ゆっくりと閉めるように心掛けてください。
●定期的なメンテナンス: 定期的なメンテナンスを行うことも長持ちさせるコツです。定期的に蛇口や水栓の清掃を行い、汚れやカルシウムなどの付着物を除去しましょう。清掃の際には、専用の洗剤や中性のクリーナーを使用し、柔らかい布などで優しく拭き取ることをおすすめします。
以上のポイントに注意しながら、ケレップやカートリッジの交換時期を把握し、定期的なメンテナンスを行うことで、蛇口や水栓の性能を維持し、長持ちさせることができます。