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「つ」から始まる水道用語

ツーハンドル混合栓
水道設備の一種で、通常は洗面台やシンク、バスタブなどに取り付けられる蛇口(水栓)です。ツーハンドル混合栓は、冷水と温水の両方を調節して、適温の水を得るためのものです。名前の通り、2つのハンドル(取っ手)を操作して、水温を調整します。
主な特徴と操作方法は以下の通りです。

●ツーハンドル
ツーハンドル混合栓は、一つは冷水、もう一つは温水を制御するための取っ手があります。一般的には、左側の取っ手が冷水、右側の取っ手が温水を担当します。
●水温の調節
ツーハンドルを操作することで、冷水と温水の比率を調整し、適切な水温を得ることができます。両方のハンドルを同時に操作することで、理想的な水温を設定します。
●簡易性
使用する取っ手が冷水か温水かが明確であるため、一定の水温を素早く設定することができます。
●耐久性
ツーハンドル混合栓はシンプルな構造であるため、長期間にわたって耐久性があり、メンテナンスが比較的簡単です。

ツーハンドル混合栓は、水温を正確に調節することができるため、洗顔や手洗い、料理などで快適に利用できます。また、古典的なデザインからモダンなデザインまで、さまざまなスタイルや素材で製造されています。



通気管
配管システムにおける重要な要素の一つで、通気や排気を目的として配管に取り付けられる管です。通気管は、気体の流れや圧力を調整するために使用されます。特に排水や給水などの配管系統において、通気管は排気や空気の補給を助け、配管内の圧力を安定させる役割を果たします。
以下は、通気管の主な目的と機能についての説明です。

●通気の目的
通気管は、排水管や下水道などの配管システムで空気を流入させることによって、真空や負圧を防ぎます。これにより、効率的な排水が可能となります。
●空気の補給
配管内の水が流れる際、空気が排気されることで負圧が発生する可能性があります。通気管は、この空気を補給することで、配管内の圧力を安定させます。
●悪臭の防止
通気管は、下水道などの配管システムで悪臭を防ぐ役割も担います。空気の流入によって、下水道から発する悪臭を抑制します。
●通気孔の設置
通気管には通気孔があり、これを通じて外部から空気が配管に流入します。通気孔は、網目や特殊な構造で雨水や異物の進入を防ぎつつ、空気の流入を可能にします。

通気管は、配管システム全体の効率的な運用と機能維持に重要な役割を果たすものであり、建築や衛生設備工事において必要不可欠な要素となっています。



ツーホール
一般にはキッチンや洗面台などの水栓(蛇口)に関連する用語で、水栓の取り付け穴が2つあることを指します。これにより、冷水と温水を個別に制御できる設備が可能となります。
一般的に、キッチンや洗面台の水栓には、「単ホール(シングルホール)」、「ツーホール」、「スリーホール」の3種類の設置タイプがあります。
具体的な説明は以下の通りです。

●単ホール(シングルホール)
単一の穴に水栓が取り付けられており、水の出口と温度調節をこの一つのハンドルで行います。主にシンプルなデザインの水栓で、操作が簡便です。
●ツーホール
二つの穴が設けられ、それぞれにハンドルが取り付けられています。一つは冷水、もう一つは温水を制御します。水温を自由に調整できるため、より使いやすいとされています。
●スリーホール
三つの穴があり、一つは水の出口、二つは冷水および温水を制御するためのハンドルです。一般的にはスプレータイプの水栓がこのタイプになります。

選択するタイプは、設置する場所や好み、使いやすさ、デザイン、予算などによって異なります。ツーホールの水栓は、水の温度調節が可能であり、多くのユーザーに利用されています。


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